無毒トラフグへ
実は、日本の養殖トラフグには毒がない、いや毒をもたないという事をご存じでしょうか?
簡潔に説明致しますと、ふぐは毒になる餌を与えなければ、毒はできないのです。
私達はそれを証明する為に長崎大学と連携し、ふぐの内臓を3年間に及び、
各県の養殖場から5,000尾分ほど集めて検査いたしました。
結果は1尾たりとも毒は検出されず無毒である事が証明されました。
そして、平成16年に8名の連盟で「ふぐの無毒化の飼育方法」で特許を取得いたしました。
現在、日本でのトラフグ生産は約5,000トンあり、ふぐの肝臓は魚体重の15%~20%あり、
捨てなければならない肝臓は150トン以上にものぼります。
金額にすれば莫大な金額です。
捨てられるものが食用に変わると養殖フグの価値があがり、水産業の活性化にもつながります。
私達は特許をひとつの戦略とし、ふぐ肝の解禁ができるようになるように活動しています。
ご挨拶

我が社の経営理念は『私達は海を大切にして安全な良いフグを安定生産し地域社会に貢献します』と掲げております。
経営理念は私達の使命をあらわしており、海に感謝し、フグの概念を変える無毒フグの生産によりさらに安全、安心のフグでお客様に喜んでいただけるよう心掛けております。
また、自社はトラフグの種苗生産・養殖・加工・販売・外食店舗の展開までと一貫の体制ですそして、現在は東京大学と連携し全雄トラフグも生産しております。
私達は無毒フグと全雄のフグの生産でフグ業界を活性化していきたいと思っております。
代表取締役 小川 明秀
無毒とらふぐについて

私たちは30年という長年の研究により、ふぐ毒の生成はエサに起因していることをつきとめました。
ふぐの体内に多く含まれているテトロドトキシンはふぐがテトロドトキシンを有している貝などを捕食する事によって体内へ蓄積されていくため、徹底した餌の管理を行う体制をつくることで毒を持たない「無毒とらふぐ」へと至りました。

私たちは天然の魚をベースにビタミンやミネラルを配合し、良質でバランスの取れたエサをふぐの成長を見ながら季節に合わせ材料を変えてエサを作っております。
このエサを与えることで毒を持たないふぐの養殖に成功しました。この無毒化方法は、国に認められており2004年には特許を取得しております。